2021/04/07

カラオケ(歌)でのしゃくりの意味とは? 歌い方やコツ、しゃくりの多い曲や歌手まで徹底解説!

 

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歌が好きな人なら,一度は「しゃくり」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。

プロとして活躍するほぼ全てのシンガーが、しゃくりという技術を使って歌い、それぞれの表現に深みを持たせています。

あなたの歌も、しゃくりを使いこなせれば、表現力が大幅にアップすることは間違いありません。

しかし、しゃくりを自分の歌に取り入れたいのだけれど、

「そもそもしゃくりとは何なのか?」

「しゃくりの効果的な使い方がわからない・・・」

「自分は正しくしゃくりが使えているのか分からない・・・」

などと疑問に思うこともあるのではないでしょうか?

また、しゃくりは闇雲に使ってしまうと、「くどい」「しつこい」という印象を与え、逆効果となってしまうこともあります。

そのため注意して使わなければいけません。

そこで、今回は「しゃくりとは何か」、また「しゃくりのコツや注意点」などについて、

その歌い方を細かく解説していきたいと思います。

ここで、しゃくりのコツと注意点を簡単にまとめておくと、

以下のようになります。

しゃくりのコツ

  • 母音を強調して歌う

しゃくりの注意点

  • 使いすぎると、その音楽的効果が半減してしまう。
  • アップテンポの曲では、メロディーの疾走感が失われてしまうことがある。

ここからは、実際の曲を題材に用いながら、

さらに詳しく、しゃくりを取り入れた歌い方について解説していきたいと思います。

しゃくりは難しい技術ではありませんが、その分きちんと使えている人が少ないというのが、実情です。

またしゃくりを適切に使えるようになると、あなたの歌の表現力が劇的に向上します。

これを読んで、ぜひ、しゃくりを効果的に使いこなせるようになってください。

そして、高い表現力を持った、周りから一目置かれるシンガーになりましょう!!

カラオケ(歌)でのしゃくりの意味とは?

しゃくりの意味とは?

しゃくりとは、音程を下からすくい上げるような歌い方のことです。

ピアノで考えてみましょう。

どこか1つ鍵盤を押すと、音が「ポーン」となります。

このピアノの音は、音の出だしから終わりまで、音程が一定です。

一方で、「しゃくり」を使った歌い方の場合、

音の出だしが、本来の音程よりも、少し低いところからスタートします。

そして、瞬時に音程を、本来の音へとスライドさせます。

しゃくりによる音楽的効果

しゃくりによる音楽的効果には以下のようなものがあります。

  • 同じようなメロディーであっても、しゃくりを使うことで違った印象を与えることができる。
  • アクセントの位置がほんの少し後ろにズレるので、リズムの変化(タメ)を生み出すことができる。

 

例として、『三日月』(綾香)の歌詞を使って説明してみましょう。

『三日月』の1番のサビでは、以下の歌詞が、同じメロディーに乗せて歌われています。

頑張っているからって 強くなるからって

繋がっているからね⤴︎って 愛してるからね⤴︎って

 

」の音にアクセントが置かれていますね。

ここで、2行目の「」の後にほんの少し「しゃくり(⤴︎)」を入れてみましょう。

ちょっと歌って見てください。

これだけでメロディーの印象が変わりますよね?

しゃくりを入れることによって、「頑張っている」「強くなる」という歌詞に対して、

「繋がっている」「愛している」という歌詞の温かさや切なさが、より表現されたのではないでしょうか。

またしゃくりを付けることで、「」の音のアクセントのタイミングも、ほんの少し後ろにズレています。

そのことによって、リズムの変化(タメ)が生まれています。

このタメが、メロディーの印象を変えるのに大きく役立っています。

しゃくりの歌い方やコツ、出し方を解説

しゃくりの歌い方やコツ

しゃくりの歌い方、コツは、母音をしっかり歌うことです。

スピッツの『楓』の冒頭を例にして説明していきましょう。

忘れはしないよ 時がな⤴︎がれてもーぉー

 

ここでは、「な」の部分でしゃくりが使われています。

しゃくりの部分の母音は、「(な)」ですね。

この「」という母音をしゃくりの瞬間に、少し強調して歌ってみてください。

どうでしょう。

しゃくりの感覚が少し掴めたのではないでしょうか?

また母音を強調することで、アクセントが自然と少し後ろにズレています。

それによって、メロディーにタメを作ることができ、歌の印象がガラッと変わります。

しゃくりの出し方

しゃくりの出し方は、以下のように、とてもシンプルです。

  1. 本来の音よりもほんの少し低めに狙いを定めて、歌い始めます。
  2. そこから素早く音をスライドさせて、本来の音まで上がっていきます。

基本的には、これだけです。

しゃくりを行う上での注意点

しゃくりの注意点は使いすぎないこと

しゃくりという技術は、しゃくりを使っていない部分との対比で、その効果を発揮します。

つまり、あまりに多く使いすぎてしまうと、その効果が弱まってしまいます。

また、しゃくりは、アクセントが後ろにズレる歌い方のため、リズムが後ろに引っ張られます。

そのため、アップテンポのスピーディーなメロディーで使いすぎると、

リズム感が悪くなったり、そのメロディーの疾走感が失われたりして、逆効果になってしまいます。

しゃくりが癖になっている方へ

まずは、しゃくりを一切使わずに、1曲歌えるようになりましょう。

その際の、練習方法を、以下で簡単に説明したいと思います。

練習方法:「マ」で歌おう。

歌詞を全て「マ」に置き換えて歌います。

この時に、ピアノの鍵盤になったつもりで、1音1音、しゃくりを使わずに正しい音程で歌えるように心掛けましょう。

ちなみに、このような歌い方(しゃくりを使わずに正しい音程で歌うこと)を、「まっすぐ歌う」と言ったりもします。

簡単にできるようになるしゃくりの練習方法

しゃくりは難しい歌唱技術ではありません。

カラオケなどで友人が歌っているのを聴いていると、ほとんどの人が、多かれ少なかれしゃくりを取り入れた歌い方をしています。

しかし一方で、効果的にしゃくりを使えている人は、ほとんどいません。

そこで、ここでは、しゃくりが使われている、いくつかの異なるメロディーを使って、

それぞれのしゃくりを取り入れた歌い方を練習してみましょう。

練習1 『川の流れのように』(美空ひばり)のBメロの1節

でーこ⤴︎ぉ〜 ぼこ道や〜 曲がりーくぅねったみち〜

美空ひばりさんは、「でこぼこ」の最初の「こ」の 音に、強いしゃくりを付けた歌い方をしていますね。

「でこぼこ道」という歌詞にある通り、「こ」の音の出だしで、一度下がり、そこからしゃくりで上がっていくイメージを持つと、

より歌いやすく、聴き応えのあるしゃくりになります。

『川の流れのように』は、しゃくりが分かりやすく使われている曲なので、その感覚を掴むのに、良い練習曲です。

練習2 『桜』(コブクロ)のAメロの1節

名もな⤴︎いは⤴︎なに⤴︎は名⤴︎前⤴︎を付⤴︎けま⤴︎しょう〜

しゃくりがたくさん使われていますね。

この歌い方によって、メロディーのゆったりとした雰囲気がより強調され、「春の始まり」をより感じさせる効果があります。

それぞれのしゃくりの部分で、母音を少し膨らませるようなイメージで歌ってみましょう。

練習3 『泣き笑いのエピソード』(秦基博)のサビの1節

笑顔を諦めたくな⤴︎いよ

「な」の音の伸ばしで、しゃくりが使われています。

これによって、よりやさしく温かい印象が聴き手に伝わってきますね。

ここでは、しゃくりで音を引っ張りすぎて、リズム感を失わないように気をつけましょう。 

練習に使えるしゃくりの多い曲、多い歌手を紹介!

上で紹介した曲はどれも、しゃくりの練習曲として最適です。

その他にも、以下のような曲は、しゃくりが多く使われていますね。

  • 「あの鐘を鳴らすのはあなた」(和田アキ子)
  • 「セロリ」「 One more time, One more chance」(山崎まさよし)
  • 「紅蓮華」(LiSA)
  • 「ハナミズキ」(一青窈)

この中から自分の好きな曲を選んで、しゃくりの練習をして見ると良いでしょう。

もしくは、自分で普段聴いている曲の中から、しゃくりが使われている部分を探してみて、

その歌い方を真似してみるのも、とても勉強になります。

ぜひトライしてみてください!

しゃくりの出し方のコツやポイントとは?

最後にしゃくりの歌い方を、もう一度まとめておきましょう。

しゃくりの出し方

  • 少し低めの音から、瞬時に本来の音へとスライドさせる。

しゃくりのコツ

  • 母音を強調して歌う。

しゃくりのポイント、注意点

  • 音楽的効果が半減してしまうので、何度も使い過ぎない。
  • 特にアップテンポの曲では、リズムを崩さないように注意する。

しゃくりと一口に言っても、シンガーによって、いろいろな歌い方があります。

ただ1つ共通して言えるのは、しゃくりは、メロディーにタメを作り、

歌詞の意味や想いを、より豊かに表現するための技術だということです。

そしてしゃくりを効果的に使いこなせると、あなたの歌の印象は大きく変わります。

「まっすぐ歌う」だけでは、音楽は聴いている人の心には響きません。

しゃくりを効果的に使い、あなたの歌に感情を乗せてみてください。

そして、聴き手の心を動かすことのできる歌い手になっていきましょう。

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