花火(aiko)の歌い方を解説! カラオケでのおすすめキーを男性、女性別にいくつなのか紹介
可愛く柔らかい歌い方をする人気アーティストaiko が、1999年にリリースした『花火』は、夏を代表する失恋ソングです。
aikoの歌の特徴である思いもよらない音の使い方が、切なさを表しています。
可愛く切ないaikoの『花火』を歌ってみたいけど
「音程が独特過ぎて難しそうだな」
「言葉が多くてリズムが取りにくそう」
「変化のない歌い方になりそう」
などと思っていませんか?
そこで、aiko『花火』の歌い方をポイントを絞って解説します。
- アクセントを意識して、リズム感よく歌う。
- 音程を正しくとる。
- フォールやしゃくりで表現をつける。
以上の3つのポイントと、これから解説することを意識して練習すれば、あなたの歌い方のテクニックが向上するでしょう。
なにより、あなたの歌を聴いた人から
「難しそうな歌を上手に歌ってすごい!」
と一目置かれるでしょう。
それでは解説していきます。
目次
花火(aiko)の歌い方・難易度、最高音、最低音は?
aiko「花火」Music Video
花火(aiko)の難易度は?
『花火』は、aiko独特の音程のとり方がちりばめられています。
言葉数も多いため、リズムのとり方に注意が必要です。
また、フォールやしゃくりの歌い方のテクニックもよく使われています。
また、『花火』の歌い方を音程、リズム、表現に分けて、【S(かなり難しい)】【-A(難しい)】【-B(普通)】【-C(易しい)】で評価をすると以下のようになります。
難易度:A
音程:A
リズム:A
表現:A
以上のことから、音程、リズム、表現のテクニック、と歌い方に注意が必要な箇所がたくさんあることがわかります。
Sponsored Link
花火(aiko)の最高音と最低音は?
- 最高音:hiD(D5)
サビ
・火を「けしたhiD(D5)」
※「」が最低音です。
- 低音:mid2B(B3)
Bメロ
・羽ある「てmid2B(B3)」んし
・目くばせ「をmid2B(B3)」
※「」が最低音です。
平均的な男性にとっては少し高い音域になってくるので、カラオケで歌う場合はキーを下げて歌うことをおすすめします。
詳しくは、後で紹介する「花火(aiko)のカラオケでのおすすめキー 男性、女性別にいくつのなのか紹介」の部分を読んでみてください。
Sponsored Link
色と表現、テクニック解説!
以下のように表現によって色を変えています。
裏声(ファルセット)
喉に力を入れずにリラックス状態を保ったまま、息をお腹から出す発声方法です。
アクセント
音の強弱の付ける部分を示しています。
ウィスパーボイス
ささやき声やそれに近い息漏れの発声方法を示しています。
ハキハキと発声
はっきりと発声する部分を示しています。
また、テクニックも記号を使って解説しています。
・しゃくるところ(⤴︎)
・リロード(🔃)
細かい音程の移動が続く。
・フォール(⤵︎)
投げ捨てるように語尾を歌う。
・ドロップ(↓)
鼻から口に響きを移して音程の急降下。
・区切る(/)
一瞬息を止めるイメージ。
・ブレス(v)
テクニックについてはボイトレ本で勉強するのもオススメです。気になる場合は、以下も参考にしてみてくださいね。
花火(aiko)の歌い方 Aメロの歌い方を解説
vねむりにつくかつかないか
シーツのなかの瞬間はいーつもv
あ/な/た/の/事vか/ん/が/え/てて え⤴/え⤵
vゆめは夢で目が覚めればひどく悲しぃーものでーすv
は/な/び/は今日も/上がらなぁ🔃ー⤵い
vむねん中で何度も誓ってきたことばがうわっと飛んでくv
「イ/チ/ミリだってーvわすれない」と お⤴/お⤵
vもやがかかったかげのあるかたちないものに全てv
あ/ず/け/る/こ/と/はできなぁ🔃い
伸ばすところ、早く歌うところを意識してリズム感良く歌う
『花火』全体を通して言えることですが、言葉数が多いので、どこを伸ばして、どこを速く歌うか意識していないと、リズム感よく歌えませんね。
アクセントの箇所を手がかりに、そこに合わせるような感じで練習してみてください。
リズムのとり方についてもっと詳しく知りたいなら、以下の記事を参考にしてください。
一息で歌うところはブレスを多めに
「vねむりにつくかつかないかシーツのなかの瞬間はいーつもv」
この1文を一息で歌わなければなりません。
前後でたっぷり息を吸ってください。
他にも同じような箇所があるので、ブレスのマーク(v)を意識して練習してみてください。
わかりやすく伝わるように区切って歌う
「あ/な/た/の/事vか/ん/が/え/てて え/え」
言葉を一つ一つ区切って歌います。
他にも区切って歌う箇所が出てきます。
分かりやすく伝えるように歌う表現です。
aikoらしい可愛らしい表現でもありますね。
余韻を残すようにフォールを使う
「は/な/び/は今日も/上がらなぁ🔃ー⤵い」
「なぁ」をくるっと上下するように歌って伸ばし、「い」まで音程を下げるように歌います。
半音も下げない、半音の途中くらいまで滑らかに下げる感じです。
aikoの歌い方の特徴ですね。
余韻を残す感じです。
Sponsored Link
花火(aiko)の歌い方 Bメロの歌い方を解説
さんかくの目をしたはねあるてんしがぁ🔃v
こ/い/の/知らせを聞/い/てーv
みぎ腕に止まって目くばせをしてぇ🔃
「つかれてるんならやめれば?」
※はねある「て」んし、目くばせ「を」
「」がこの曲の最低音です。
BメロもAメロと同様に、アクセントと区切る箇所を意識して歌ってみてください。
・音程に気を付けて歌う
aikoの歌の特徴として、臨時記号(#や♭)がよく使われています。
独特な印象を与える音程ですが、慎重に歌って音程をとる必要があります。
「♭さんかくの♭目↑をし♭たはねあるて↓しがぁv
♭こ/い/の/♭知らせを聞↑/い/♭てーv」
♭記号の次の文字が音程に気をつける音で、矢印(↑↓)が、音程が少し上がったり下がったりする箇所なので、注意して歌います。
音程のとり方について詳しく知りたい場合は、こちらの記事を参考にしてみてください。
Sponsored Link
花火(aiko)の歌い方 サビの歌い方を解説
なつの星座にぶらさがってv
上から花火を見下ろしてぇぇ⤵v
こんなに好きなんです 仕方なー⤴いんですv
なつの星座にぶらさがってv
上から花火を見下ろしてぇぇ⤵v
涙をお/としてぇ🔃火をけぇ⤴したぁ⤵
あ⤴あー
サビは少しリズムがとりやすくなっています。
盛り上がるところなので、伸ばすところなど声を少し張って歌いましょう。
特に、「こんなに好きなんです 仕方なー⤴いんですv」の「好きなんです」と
「仕方ない」の「な」は、韻をふんでいて強調したいところなので、気持ちを込めて歌ってみましょう。
・火をけぇ⤴したぁ⤵
ここは裏声で歌います。「けぇした」がこの曲の最高音になります。
Sponsored Link
花火(aiko)のカラオケでのおすすめキー 男性、女性別にいくつのなのか紹介
カラオケでのおすすめキーをご紹介します。
最高音がhiD(D5)【裏声】で、最低音がmid2B(B3)の「花火」は、
男性にとっては、最高音は2音高く、最低音は11音も高いので、
多少余裕を持って歌うために、キーを-3か、-4にすることをおすすめします。
女性にとっては、最高音が2音低く、最低音が4音高いので、キーの調整は必要ありません。
<参考>
男性の平均的な音域は、地声のみだとmid1C(C3)からhiA(A4)、
裏声も含むと、mid1C(C3)からhiC(C5)です。
女性の平均的な音域は、地声のみだとmid1G(G3)からhiC(C5)、
裏声も含むと、mid1G(G3)からhiE(E5)です。
(※あくまで当メディアの見解で、統計による正確な平均値ではありません。)
おすすめキーは上記を踏まえてご紹介しています。
あなたがもし、「基礎力が足りなくてまだまだ歌いこなせない」と思った場合でも大丈夫です。
基礎力を付けるためのボイトレ本が山ほど出版されています。
その中からボイトレマニアが特別に厳選した本が以下です。是非こちらも読んでみてください。
花火(aiko)の歌い方、最後に歌唱ポイントを解説
aiko独特の雰囲気のある『花火』の歌い方を次のポイントにまとめました。
- 言葉数が多いので、アクセントの位置に合わせるよう意識して、リズム感よく歌う。
- aikoの楽曲独特の音程に気を付けて、音を正しくとる。
- 音をくるっと上下するところ(🔃)、フォールやしゃくりで表現をつける。
- 区切るところ(/)に気を付けて歌い、言葉を強調したり、可愛らしさを出す。
- ブレス(v)の位置でたっぷり息を吸い、長い一文を一気に歌う。
以上のことに気を付けて歌えば、きっとaiko独特の曲も歌いこなすことができるでしょう。
何とも言えない切なさ、可愛いやわらかい歌い方をぜひ表現してみてください。
周りの人たちから、「個性的な曲を上手に歌いこなすね!」とあなたの評価が上がることでしょう。
まず音程を確認するところから始めてみてください!
関連記事 - Related Posts -
最新記事 - New Posts -
-
2019/09/25
-
プロが選ぶボイトレ本ランキングのNo.1を発表!初心者でも上達する10選
-
2019/05/14
-
椿音楽教室の口コミ評判と感想!声楽・ボーカルコースの無料体験レッスンに行ってみた!
-
2021/04/16
-
虹(福山雅治)の歌い方を解説! カラオケでのおすすめキーを女性、男性別にいくつなのか紹介