2021/01/13
カラオケで高音が苦しいときすぐに使える方法4選を紹介!2ステップ練習法とは?

自分の声が気持ちよく広がっていく感覚を、誰でも気軽に味わうことができるカラオケ。
たくさんの人が思い切り歌い、ストレス発散の場としても親しまれている場所だと思います。
そんなカラオケで、低音や中音は問題なく歌うことができても、
高音になると苦しい!
無理に歌おうとして早々に声が枯れてしまう
歌っているうちにだんだん苦しくてなってきて歌えない
といったことがありますよね。
これは高音に対して、多くの人が抱えている悩みなのです。
そこで今回は、カラオケで高音が苦しい! そんなときにすぐに歌えるようになるために
「キーコントロールで歌える音域まで下げる」といったような対処法を始め4つをご紹介します。
これらをふまえれば、カラオケで高音が出てくる曲も、悩むことなく歌えるようになるでしょう。
また、高音で苦しく感じてしまう原因から、すぐに実践できる発声トレーニング法もご紹介していきます。
では、早速いきましょう。
目次
カラオケで高音が苦しい! そもそも原因は何?
高音を安定して歌えるようになるには
低音や中音において問題なく歌うことが出来ても、高音になると苦しく感じてしまうのにはそもそも原因があります。
それは、高音を出すために「重要なポイントをおさえられていないまま歌ってしまっている」可能性が高いです。
高音を出すためには、低い音の発声に加え、声の出し方にちょっとしたコツが必要になってきます。
身体を使いながら歌い、音域に合わせて声を使い分けることで、苦しい音域も安定して歌えるようになる可能性は十分にありますので、
まずは以下のことを知っておいてください。
声の高さは声帯の状態で決まる
声の発声に関わっているのは声帯という器官です。
声帯は周りの筋肉運動により、声の高さが変化します。
低音を出しているときは声帯が緩んだ状態、高音では声帯が引き延ばされた状態になります。
歌の高音になると、日常会話では使われない音域を出すために、声帯でもより大きな動きが必要になります。
高音を出すために十分なレベルまで声帯が引き延ばされていれば、無理なく安定して高音まで歌うことができます。
記事の後半では高音で使える発声法もご紹介します。
まずは発声を変えずに、カラオケですぐにできる対処法からご紹介していきます。
カラオケで高音が苦しいときすぐに使える方法4選!
キーコントロールで歌える音域まで下げる
カラオケで高音が出てくる曲や、歌いたくても音域が高くて歌えない曲がある時。
そんな時は、カラオケの機能の一つであるキーコントロール機能を試してみましょう。
キーコントロール機能とは、カラオケでどんな歌でも、自分の歌いやすい高さにその場で変えることの出来る、嬉しい機能です。
キーを細かく設定することが可能なので、この機能を使えば高音が出てくる曲でも、簡単に自分の声の高さに合わせて歌うことが出来るのです。
作曲者やアーティストの皆さんは曲を作るうえで、キーにももちろんこだわりを持っています。
ですが、カラオケという誰でも気軽に音楽を楽しめる空間で、
皆さんそれぞれが歌いやすいキーに合わせて思う存分楽しむということも、とても素敵なことですし、カラオケの醍醐味でもあると思います。
自分が歌いやすい音域ではないから、オリジナルのキーでは苦しいからと言って、その曲を歌うことを諦めてしまわずに、
ぜひキーコントロールで自分に合ったキーを探して歌ってみてください。
音域の低い選曲に変える
低い音域の曲を選ぼう
高音が苦しいときは、カラオケでの選曲の際に、自分にとって音域が高い曲よりも低い音域の曲を意識して選んでみてください。
なぜなら、自分にとって高い音域の曲が歌えなくても、自分に合った歌いやすい音域の曲というのは、
音域的にも声質的にも歌いやすい曲であることが多いからです。
そして音域的に無理がなく歌いやすい曲であれば、発声にそれほど苦労せずに歌うことが出来ます。
そのため、カラオケでもその分余裕を持って、歌で表現や工夫が出来るようになります。
選曲の段階でいつもより低い音域の曲を選んでみる、自分に合った歌いやすい音域の曲を選んでみると、また新たな発見や楽しさが見つかりそうですね。
声質について 好きな曲と歌いやすい曲
人は、それぞれ持って生まれた声の高さや声質は違うものです。
そのため、自分が好きな曲と、歌いやすい曲というのは、必ずしも一致しないのです。
極端なことを言えば、本当はロックミュージックが歌いたくても、普段の話声は細くて高く、ロックの雰囲気とは似ても似つかない声質の方もいらっしゃいます。
もちろんトレーニングによってその高音域をロック向きにすることもできるのですが、カラオケでは自分に合った歌いやすい曲の方が良いですよね?
選曲するときには自分の声質と選曲が合っているか意識するだけでも周りへの聞こえ方が違うので、余裕があれば意識してみてくださいね。
裏声に逃げる
地声と裏声の違いとは
歌の声の出し方には、大きく分けて二つの種類があります。
それは、地声と裏声です。
声の種類や分け方、出し方に関しては、他にもいろいろと種類がありますが、その中でも地声と裏声は比較的区別がしやすいものになります。
稀に、地声の感覚をあまり持っていない人や、もともと地声が軽い声質の人もいますが、ほとんどの人が日常生活では地声を使っています。
実際に自分の声を歌うように出していくと、裏声と地声の違いを知ることが出来ます。
始めに、普段話している声の高さで、「ア~」などで発声をします。
そしてそのまま力まずに、少しずつ音を高くしていきます。
この時ゆっくりと、リラックスした気持ちで声を出していくのがポイントです。
やわらかい感覚を保ちながら音を徐々に上げていき、この声のままでは少し苦しく感じるな、という高さまでいったら、空気を少しだけ多く混ぜたソフトで楽な声にします。
この時の、始まりの声が地声、変化させた後の声が裏声です。
知らず知らずに地声を無理に出していませんか
実際に声を出してみると分かると思いますが、地声で歌える高さには限界があります。
地声で高音を歌うということはとても大変なことなのです。
歌っていて高音が苦しく感じる人の多くは、知らず知らずのうちに地声のまま高い音を歌ってしまっている可能性が高いです。
苦しいはずの地声のまま高音を歌おうとして、喉が縛られて、苦しくなっているのだと考えられます。
声には、地声と裏声があることを知り、それらを上手く使い分けながら歌えば、高音の出てくる曲も裏声を使って歌いきることが出来ます。
地声と裏声を使いこなして、カラオケで歌える音域を広げてみましょう。
リラックスして発声する
地声においても裏声においても、歌うときに力んだ状態で歌ってしまうことは禁物です。
身体に余計な力が入っていると、連動して喉も締まり、声にまで苦しさが表れてしまいます。
また表現にも自由さが無くなり堅苦しい印象になってしまいます。
歌う時、身体は程よく力が抜けた、リラックスした状態が望ましいです。
支えは身体の重心のみを意識し、
上半身は出来る限りナチュラルで自然な状態を目指してみましょう。
歌の高音の出し方 安定した地声で歌う2ステップ練習法!
STEP1 地声と裏声をしっかり鍛える
大事なのは基礎的な発声の技術の習得!
音域に関わらず、まずは基礎的な発声の技術を習得することが大切です。
歌は声帯をはじめ、身体のあらゆる部分を振動させながら歌うため、まさに身体が楽器です。
身体全体をしっかりと使い、支えを感じながら歌うことが、声の出しやすさや安定さ、自由な表現に繋がります。
音域に関わらず、低音でも無理のないナチュラルな身体の状態で歌うことが大切です。
まずは地声と裏声をそれぞれしっかり鍛えることに重点を置いてみましょう。
地声の出し方のポイント
地声は必要以上に鳴らさずに、決して押さずに出すこと。自由に、心地よい音量と声質で発声するのがポイントです。
地声で無理をして大きな声を出そうとしてしまうと、身体に余計な力が入り、その分響きが減ってしまいます。
胸やお腹、頭などに、自然に柔らかく響いている感覚が得られると良いです。
裏声の出し方のポイント
裏声の場合、支えはお腹や重心などにしっかりと感じつつ、声を出す意識を少し高めの位置に持ちます。
空気を多く使ったあくびのように、のびやかで非常にソフトな音色を目指してみてください。
気持ちよく歌える範囲で練習してみましょう。
慣れてきたら、地声から裏声まで「ア~」で繋げて声を出してみましょう。
地声と裏声の切り替えがスムーズに出来るのを目指してやってみてください。
地声と裏声の区別ができ、使い分けができるようになると、実際に曲を歌うときにも自然と声を使い分けられるようになります。
STEP2 ミックスボイスをトレーニングする
ミックスボイスって何?
声の出し方には地声と裏声の中間である、ミックスボイスというものがあります。
ミックスボイスとは裏声を少し力強くしたような音色で、地声と裏声を混ぜたような声です。
地声と裏声に比べると違いが分かりにくいですが、ミックスボイスを習得すれば高音域でも声に強さが出せるため、聴き応えも大きく変わってきます。
地声と裏声を混ぜるミックスボイスのトレーニング方法とは?
ミックスボイスのトレーニング方法としては、まず地声と裏声の境目に着目します。
「ア~」で会話などの出しやすい高さからスタートし、地声で出せる高さの限界までに音を上げていきます。
裏声にシフトする音域になったら少しずつ息を混ぜ、響きを保ちながら裏声にはせずにその声をキープします。
その状態で出せている地声でも裏声でもない、柔らかくも芯のある響きがミッスクボイスです。
身体をリラックスさせて、声を自由に変化させてみましょう。
地声では苦しい音域になっても、すぐに裏声にせずにミックスボイスを使うだけで、歌っている側も聞いている側も満足感が全然違います。
ぜひ習得して歌の中でたくさん使ってみてください。
カラオケで高音が苦しいときは無理しないこと!
最後に、カラオケで高音が苦しいときは決して無理をしないように心がけましょう。
苦しく感じるときには必ず原因があり、喉にも負担がかかっています。
カラオケでは、通常よりも声が響いて聞こえるため、気付かないうちに大きな声を出していることがあります。
知らないうちに喉や喉の周りの筋肉に負担がかかり、炎症を起こしてしまう恐れもあるのです。
高音が苦しいときは決して無理をしないこと、音を低くする、選曲を変えるなどして対応するようにしましょう。
ぜひ、声の使い分けにも挑戦し、曲の幅や表現の幅をどんどん広げていってください。
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